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マ**ン
epic! unputdownable! Classic!
I bought a paperback one right after I finished reading it on Kindle as I wanted to understand it better and I loved all the characters in the book. It is worth reading multiple times.
井**み
原書まで買ってしまいました。
原作本に対する読者コメントも気になり、訳本は高いので原書かっちゃいました。頑張って読みます!
A**R
A page turner!
Beautifully written novel. I enjoyed the details and the story very much.
T**O
表紙の黄金鶸が語りかけるものは?
この本の表紙がいい。剥がされた包装紙の奥から覗く一羽の黄金鶸。主人公の少年テオが美術館から持ち出した小さな名画の一部が見える。美術館に展示された絵ではない、自分の手中にある一枚の名画である。金持や芸術家が住むマンハッタン。ラスベガス郊外の空虚な砂漠のタウン。アムステルダムの裏社会。舞台はドラマティックに展開する。一人称の軽い語り口、エンタメ要素もたっぷり。でも著者の思惑は決して軽くない。千ページ余りのこの長編は、The Tale of Genji源氏物語やhaiku俳句まで登場し、航空券の内容や電話帳の貸倉庫の転載まである。細部への視覚的なこだわりは映画的で、何かへのオマージュか既視感を感じる。あちこちに広がる等質な視線は意図的で、オークションのアンティックの椅子も空港のプラステックの椅子もその重要性は同じ、という著者の言葉に通じる。黄金鶸が大切なのは、それが美術館の名画だからではないと著者は言う。たとえそれが複製画であっても同じだと。両親を失くして、精いっぱい生きる少年テオの成長物語。ざっくり言えばそうだが、人は誰もがまっすぐ成長できるわけではない。小説前半の健気なテオも、後半ではいつしか自分をごまかす大人になっている。偽りの恋愛。偽りの美術品売買。自分を偽るためのドラッグ。だまし続ける人生。それは大嫌いな父親の姿そのもの。しかしその偽りの生活は、隠し持つ名画のせいでもある。誰にも打ち明けられない秘密を抱えて、どうしてまっとうに生きていけるのか?重要な役回りとして級友のボリスが登場する。ロシア人の父親は世界を渡り歩く油田採掘工でアル中。母親は窓から飛び降り自殺。ボリスは父親の暴力には耐えるしかない。著者の好きな言葉は「unwholesome不健全」だというが、なるほど13歳のテオとボリスの生活は不健全そのもの。しかし社会規範を超えたプリミティブなボリスの価値観とエネルギーが、テオの傷心を癒すことなる。ふたりのボーイズラブがさりげなく描かれる。それにしても、いったいあの絵はどうするの?と読者は絶えず気にかかる。絵のことを打ち明けないボリスとの友情は本物なの?しかしその疑問は思わぬ形で解決するが、本作のお楽しみなので、ここでは触れない。この小説がピューリツァ賞にふさわしいかは別として、17世紀の黄金鶸の絵を、みごと21世紀に甦らせたことは間違いない。ボリスは、「ほかのたくさんの黄金鶸から、この絵の黄金鶸を見分けられる」と言う。またテオは、画家が黄金鶸を描くその場に自分が居合せたら「この黄金鶸の鎖をきりはなそう。たとえそのせいでこの画が描かれなかったとしても」と語る。ふたりにとっては、この黄金鶸は単なる黄金鶸ではないく、一羽の個別な「あの黄金鶸」なのである。著者は、芸術の力は個人的な囁きに始まるという。表紙の黄金鶸は「私を知ってる?」と読者にも囁く。しかし、その囁きは、絵画のGoldfinchの囁きであるばかりか、ドナ・タルトの小説the Goldfinchの囁きのようでもある。
A**C
Cheap
Arrived on time and in excellent condition.Highly recommeded!
星**人
面白かったけど
映画の方は日本で公開されないのでしょうか。ずっと楽しみに待っているのですが、どうもアメリカでの評価がいまいちだったようです。
A**C
あのKingでも珍しい950ページ以上の長編を手に取る
Donna Tartt(1963~)と言う作家については、この本を知るまでまったく聞いたことがなかった。またこの本の題名ともなっている「The Goldfinch」と言う有名な絵画、33.5cm×22.8cmの小さな絵画なのだが、についてもまったく聞いたことがなかった。ましてやその画家であるCarel Fabritius(1622~1654)と言うオランダの画家についても、聞いたことがなかった。だがこの「The Goldfinch」という本が、“The New York Times Best Sellers”のリストに、長く掲載されていた時期があった。それがきっかけで、手に取ったのだ。せっかくだから、Carel Fabritiusという事故に巻き込まれて夭折した画家について見てみよう。Rembrandt Harmenszoon van Rijn(1606~1669)の弟子の中で、最も才能に恵まれた画家だとされている。ところで、Rembrandtについても、情けないことだけれども、このような名前の持ち主であることを知らなかった。「夜警」と言う絵画の名前については、美術書で見た記憶があるのだが、久しぶりにwebでこの有名な作品を見ると、そういえばこんな絵があったな、と言うことしか記憶がないのである。さてCarel Fabritiusだが、北オランダの小さな村に画家Pieter Carelszの息子として生まれたようだ。2人の弟もやはり、画家になったと言う。はじめCarelは、大工となったのだが、彼のFabritiusと言う名は、大工のラテン語Fabritiusから採られたらしい。1640年代には、アムステルダムのRembrandtの工房で働くようになり、1650年代になるとオランダ中西部の中都市デルフトに移り、この地の画家のギルドに加わった。だがFabritiusは、1654年10月22日にデルフトで起こった火薬爆発事故に巻き込まれて、32歳で亡くなってしまった。この爆発によってデルフトの約25%が失われ、またFabritiusの工房も巻き込まれたため、彼の作品は10作品程度しか残されていないと言う。「The Goldfinch」は、その数少ない作品のひとつである。ところで小説の方は、Theo Deckerと言う13歳の少年が、母親とメトロポリタン美術館を訪れたところ、爆弾テロに巻き込まれて、まるでFabritiusの命を奪った事故のように、Theoは奇跡的に生き延びたのだが、母親は亡くなってしまうところから始まる。小説は950ページ以上に及ぶのだが、こんな長い小説は、さすがの数多いStephen Kingでも「The Stand」、「It」、そして「The Dark Tower」くらいしか読んだことがないものだから、さすがに時間がかかった。そしてなかなか山場というものがないので、比較的読みづらい作品であった。だがこうして読み終えてみると、さすがに達成感と言うものが湧き上がってくるのだから不思議なものである。
A**ー
so nice!
so good!
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3 weeks ago
1 month ago